区民センターには図書館やホールなどがあり、施設前は新成人で溢れておりました。
着飾った若人たちが放つ光の間をこそこそ縫うように受付に行き、受付から会場に入ると既に参加者の皆さまが設営を済ませてくださってました。
輝いている!新成人よりも輝いてるよみんな!
いや、ありがたいことです。
もう一本早い電車に乗るべきだったと主催者としては思うところではあります。
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ライスラ |
ひとまず「ライスラ」と「コンテナ」が立卓してゲーム会はスタート。
こちらはライスラですね。
絶滅危惧種の保護で競走するという、ある意味非常に人間臭いテーマのゲームといえます。
遊びやすいとはいえカードのプロットは非常に悩ましく、フェルトは全く改心してない。
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コンテナ |
こちらはガチガチの経済ゲーム「コンテナ」。
夭逝したデザイナーであるデロンシュ。彼が偏愛される所以となるゲームですね。
私はまだ遊んだことがありません。
初心者を交えた卓で男子高校生がインストして女子中学生が勝つ、というなかなかカオスなコンテナでした。
運要素がほとんどないにも関わらず最後まで卓は和気あいあいとしてて、良いゲームなんだろうなあと指をくわえてみておりましたよ。
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ウボンゴ・トライゴン |
あぶれたお二人で「ウボンゴ・トライゴン」の対戦が始まりました。
参加者が増えるまでの時間調整中……。
この日は「ウボンゴ3D」(重め!)も持ち込まれていましたし、なにげにウボンゴ率の高い会になりましたね。詳しくはまた後述します。
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ビブリオス |
そんな中、私は「ビブリオス」を遊んでました。
聖書と禁書の2部門でトップだったものの、修道士と顔料を取られて同点に並ばれ、所持金差で敗北。
実はずっとお金がなくて厳しかった。
きついなーと思ってたら競りフェイズの後半にやたらお金カードが出てきました。
分配フェイズでお金をある程度取れないとキツイし、とはいえ各部門でそうそう優位に立たせるわけにはいかないしで、やっぱり悩ましくも面白い名作です。
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デウス |
ウボンゴトライゴン組が満を持して「デウス」立卓でうす。
遊びたかったでうすねー。
終了トリガーがなかなか引かれなくて、結局3時間くらいかかってました。
そういうことも起こるんだなあと傍から見ててしみじみ。
収束の予測が難しいのは欠点としても、展開の幅といった視点で見れば、それだけ「懐が深い」とも言えます。
うーん、もっともっと遊びたいんだけどなあ。ワッツさん買わねえかな……(他力本願)。
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ボツワナ |
私は私で「動物フリンケピンケ」こと「ボツワナ」を遊んでおります。
3人戦は初めて。意外とコントロールが利くんですね。
そしてこのボツワナ自体も触るのは初めてです。
カードのエンボス加工、それからインパクト充分な動物フィギュアなど、やっぱりコンポーネントが素晴らしい。
自分であえて持ってなくてもいいけど、人に贈りたくなる。そんなゲームです。
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宝石の煌き |
引き続き「宝石の煌き」を遊びました。
当会の煌きストMさんとTさんの両巨頭が不在でもしっかり遊ばれるこのゲーム。
やっぱり良いゲームなんですよね。
3人だと宝石が枯れる枯れる……。
そんな中フワッと勝ってしまいましたけどね。
一時期負けすぎて「向いてない」と思ってましたが、そんなことはないなと最近前向きに煌めいてます。
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ハイパーロボット |
煌きにうつつを抜かしていた頃、コンテナが終わった卓ではとんでもないことになってました。
「ハイパーロボット」でGさんが無双状態。
これはひどい。
ゲーム会後厳重注意を言い渡しましたが、発見した時点でもう少し手を打つべきだったかもしれないと反省しました。
そんなことでは誰も遊んでくれなくなるぜ!と強く言えないのは私自身にも思い当たる節があってですね……(ノートルダム)。
とはいえ、今後主催者としてどういう態度でゲーム会に臨むべきか、改めて考えさせられる契機となりましたよ。
そして、参加された皆さま、ハイパーロボットは本当に良いゲームなんです。
慣れてくると「上達」が実感できて楽しいですよ。
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おぶたダイス |
重め会ではありながらも軽めばかり遊ぶ主催者。
次は「おぶたダイス」で豚を振ります。
2頭の豚が接触するとそれまで獲得していた点数が一気になくなるというルールに翻弄され、中盤から全く点が取れない。
最後の振りで一気に70点近く取るもののの、そこまででした。
豚の神が降りてくるのが少し遅かったです。
面子に恵まれてとても盛り上がりました。
あと、ケースが宇宙船ぽくて、「キャトルミューテーションやな」「キャトルちゃうけどな」という話になりました。
宇宙人が豚を転がして遊んでる設定にしてしまった方がバカバカしくて面白い。
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サマーリゾート |
次は私の一押しゲーム「サマーリゾート」!
主催者が運営しているもう一つのブログの方で、「去年初めて遊んだゲームの中で最も面白いゲーム」と認定させていただきました。
(「じぶんでじぶんの影を踏みながら帰るのです(発表!影踏みゲーム大賞2014)」)
わりと「拡張しない戦術」が強くてそればかりでプレイしてしまってます。
結局お客の回転が速いのですよね。
自動車を使いこなしたいと思いつつまだ使いこなせません。
この辺は常に試してみたいところ。
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エッセン・ザ・ゲーム |
さてさて、他の卓にもまた目を向けてみましょう。
こちらはエッセンシュピールでボードゲームを買い付けるボードゲーム、その名も「エッセン」。
重たいゲームのはずがダイスゲームだったりと現実といろいろズレがあるのは、敢えてというか、きっとそういうドイツ人ジョークなんでしょう。
職場ボドゲ部員鏑木くんが「この日一番面白かった」と述懐していた通り、笑いの絶えない卓でした。
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プエルトリコ |
こちらでは「プエルトリコ」が遊ばれております。
実はこの前に「メキシカ」も遊ばれていたのですが、写真を撮り忘れておりました。残念。
プエルトリコに慣れていない、いわゆる定石を知らないメンバーによるプエルトリコは、相当熱い読み合いであるに相違なく、羨ましい限りです。
プエルトリコ大好きGさんがお預けを喰らって、途中ずっと観戦してました。
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ウボンゴ3D |
受付横のほぼ私専用卓では、せっかく持ってきて頂いたので「ウボンゴ3D」を立てることに。
むずい!
むずすぎる!出来るかこんなん!
と最初は思いましたが、「ここはこうすれば」みたいな指南を受けるうちにだんだん慣れてきました。
最後はウボンゴ言えるようになったので気持ちよかったです。
これをめっちゃ好きだという人がたまにいますが、確かにハマりそう。
あと、もう一卓でウボンゴトライゴンがまた遊ばれていたり、このウボンゴ3Dもまた稼働したり、ある参加者にとってはウボンゴ会と認識されてもおかしくないウボンゴ率でした。
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P.I. |
こちらはワレスの推理ゲーム「P.I.」。
先ほどのエッセンといい、持ち込んだNさんの好みがそのまま反映された選定ですね。
キウイゲームズ常連卓の出張版といった趣きです。
P.I.は借金をしなくていいのでワレスっぽくないし、推理ゲームの入門としても楽しめる親切な造り。
でもワレス好きには「コレジャナイ感」が満載なのかも。
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地獄の釜 |
こちらはコンポーネントが豪華なチキンレース系ゲーム「地獄の釜」。
私はまだ未プレイなんですが、見てると欲しくなりますね。
ただ高い。
高いんだよなあ……。
コンポーネントの質を見ると納得の値段とはいえ。
そして、コンポーネントゆえに欲しくなる。ツォッホクオリティ流石。
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コーンジラ |
受付卓でダラダラ喋りながら休憩していたら「これ遊びませんか」と出されたのでプレイしたのがこちら。
「コーンジラ」です。
アイスクリームをゴジラのように高く積み上げよう、というゲーム。
裏むきになってるアイスをひっくり返すと数字が書かれていて、土台から昇順にしか積んでいけないルール。
1、2、3、4と重ねていければ良いのですが、そううまく事が運ぶはずはなく、どこかで数字を飛ばさないといけません。
ザックリ言ってしまえばラッキーナンバーの簡易版といったところですね。
中盤までなかなか積み重ねられずに停滞していましたが(「あ、これさっきもめくったやつや……」)、終盤追い上げて勝利!
右隣のTさんがナイスなトスを上げてくれたので、あとは腕を振り抜くだけで良かったです。ごっつあんでした!
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ごいた |
毎回恒例、能登ごいた普及協会大阪支部による「ごいた」の時間です。
「その配牌やったら香で攻めればいいよ」というシーンを激写しました。
ペアで香を独占してれば、基本上がれますよね。
それをどう伝えるか/どう受け取るかという言葉を介さないやり取りがごいたの魅力。
放課後さいころ倶楽部の描写は決して大げさなものではなく、心が通い合う瞬間がごいたではたくさん感じられるから、やっぱり素晴らしいゲームですね。
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ディスタウファー |
私もいい加減重めゲームを遊びたい!
そして買ったゲームは積まずに遊びたい!
そんなエゴに駆られてディスタウファーを立てました。
初プレイ初インストで色々反省だったり発見だったりが多く、大変実りのあるセッションになりましたよ。
とりあえず経験者Nさんの助けもあって、なんとか回せて良かったです。
そして、面白い!
個人的には終盤一カ所決算の箇所を完全に失念していて失速したのが痛かった。
また遊びたいです。ていうか遊ぶ。
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世界の七不思議 |
こちらはセブンワンダーですね。「世界の七不思議」。
初プレイの方がいらっしゃったので拡張なしとのこと。
ここ1年くらいは遊べてないので久しぶりに遊びたいです。
みたいな話を参加者の方としてたらバベル拡張の話になり、「バベルをみんなで立てるんです」とのこと。
何を言っているのかさっぱり意味が分からない。
七不思議界に何が起こっているのだ!?
その前に未プレイのリーダーズとシティーズをとりあえず遊ばせてください……。
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アブルクセン |
ゲーム会もそろそろ終盤。
残り時間も少ないので重めは避けられ、こちらでは「アブルクセン」が遊ばれております。
一旦掴んだと思ってた「アブルクセンのコツ」を最近また見失い、見失ったまま今に至ります。
次遊んだらうまくいくかなあ。
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宝石の煌き |
私はアブルクセンではなくこっちの方。「宝石の煌き」この日2回目。
誰が何を狙っていて、自分はそんな中何を狙うべきで、とはいえ今選択すべき行動は何か、毎手番考えさせられる、つくづく良いゲームですね。
その手番ごとの思考が全く苦にならないのも魅力。
今年もおそらくほっとゲーム会ではヘビーローテーションされていくのでしょうが、それはそれで大歓迎ですよ。
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こんな感じでした。
ゲーム会後は残った何人かでご飯を食べて解散しました。
メキシカの写真撮り忘れが痛い。盤面が美しかっただけに、いまだに引きずっています。
あと、今回は想定していたよりも会場が狭い&テーブル数が少ないところだったため、参加者の皆さまにはご不便をおかけしました。
会自体の進行ももっともっとスムーズにできたらと思いますし、反省は尽きません。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
今回に懲りず、また来ていただけると嬉しいです。
次回は2月15日!
滋賀のくさつゲーム会と被ってしまって凹んでいたりもするけれど、私は元気です。
またすぐ募集記事を書いて上げますので、皆さま奮ってご参加くださいませ。
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